経営情報
2022.08.31
M&Aの動向と現在
前回、事業承継の方法にはM&A(社外承継)という方法があるとご説明いたしました。今回はそんなM&Aの動向と現在についてお話させていただきます。
中小企業のM&Aは公開されないことが多いため、正確な件数を把握することは難しく、正確な市場規模を把握することは困難です。
ただあるM&A仲介大手の会社の売上高を見ますと、2015年:12,000百万円、2016年:14,000百万円、2017年:19,000百万円、2018年:24,000百万円と右肩上がりとなっており、また、M&Aのデータ収集を行っている株式会社レコフが公表しているデータによると2020年に行われたM&Aの件数規模は4,000件を超える レベルと推測され、市場規模は年々拡大しているのではないかと思われます。
「事業承継型M&A」と呼ばれる、会社に後継者がいない場合に会社を次世代に繋いでいくための手段として行われるものが多くなっています。
事業承継型M&Aとは事業承継を主な目的とした、事業承継の選択肢としてのM&Aです。 事業承継には親族承継・従業員承継などがありますが、なぜその中から事業承継型M&Aが選択されているのか?その原因は大きく3点考えられます。
これらにより経営者は高齢化し承継が必要だが、後継者が定まらない状況が発生しています。
それは「後継者不足」です。特に地方の中小企業では上記の理由から後継ぎとなる親族を見つけるのに苦労している中小企業が多く、後継ぎが見つからなければ廃業することを余儀なくされますが、M&Aによって事業承継できれば会社を存続させることでき、後継者問題を解決することができます。
M&A業界では税理士事務所やM&Aの仲介業者、金融機関などさまざまな企業が活躍しています。それぞれの企業が得意とする業務・分野がありアプローチの方法も異なります。
「そうは言ってもM&Aはよくわからない」「どこに相談すれば…」という方もいらっしゃるでしょう。
M&Aに関して、税理士法人スマッシュ経営では経験豊富なM&Aアドバイザーが対応させていただきます。相談したいことがありましたら、是非お気軽にお問い合わせください。